MauerListe971
市壁で巡るドイツの町
市壁とは
ドイツの中世には、町を盗賊や軍隊から守り、通行税を徴収するために、
13-16世紀に町は都市権を得て旧市街地を囲み門・塔を含む周壁=「市壁」
を建設し、町の発展に応じて「市壁」は拡張・強化されますが、17世紀に大砲
の発達で防衛的価値は喪失し、交通障害・市街地拡張・消防対策からも建設され
なくなり、一方では防衛力を強化して大型星形要塞に進化しました。
戦争などで壊され、残った「市壁」は、18世紀に都市発展阻害と町の収入
源として多くは取壊され、石材は建築資材に、敷地は宅地や道路・緑地となり
ました。
中世の門・塔を含む「市壁」が、数百年後にそのまま残っているのではなく、
その後の補修・再建があってこそ、現存しています。
中世ドイツの魅力として、美しい木組の街並み・マルクト広場の景観・風格のあ
る市庁舎や教会などが有りますが、市壁・門・塔の存在は欠かせない要素であ
ることに気づき、市壁のある町を1991年から現地調査を開始しました。
2015年422、2019年757、2020年825、その後はホームページで
調査して2024年981の町を「市壁」のある町としました。
また、地図上では旧市街地形成して門塔が残る町でも、行って見ると、土堤
は在るが市壁の無い町などは、市壁のある町リストの末尾に市壁の無かった町
として104を掲げてあります。
981の町は歴史・市壁・塔・見所・略図を記述し、町の魅力度を市壁・門と塔・
見所から数値化して、高得点を魅力度が高いとして順位付けました。
この市壁魅力度を参考にして、ドイツの町と市壁を訪ねて頂ければ幸せです。
さて、ドイツの千近くの市壁のある町のどこから手を付ければ良いでしょう
か、次の市壁の要素から、お好みに応じた町を見付けて、魅力的で安心・安全
なドイツ旅行に出かけましょう。下表の下線をクリックしましょう。
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RP マイエン 南壁 |
BW メックミュール 西壁 |
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NW クサンテン クレバー門 |
PR フランスハイム インガー門 |
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BY シュルッセルフェルド 北東隅塔 |
BY ライプハイム 家無し塔 |
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MV ノイブランデンブルク ヴィークハウス |
HE ゲルンハウゼン マルクト |